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  • 執筆者の写真最内翔

TRPGって何?


はじめまして! この記事を書かせて頂いている最内翔と申します! 

この記事を開いているという事はTRPGに興味が出たけど、「実際どういうものなの?」と思われたのだと思います。

そんな方に向けてゲームでもあり、同時にコミュニケーションツールでもある「TRPG」というものの基本的な所からご紹介しましょう!

1970年代にアメリカで生まれたジャンルで、コンピューターを使わず会話とダイスを使って進めていくゲームです。プレイヤーはゲームの中で動かす自分のキャラクター、通称PCを用意し、そのキャラクターの台詞を言ったり、キャラクターの行動を考えたりしていくことでシナリオを進めていきます。


日本ではRPGといえばドラクエやFFなどのコンピューターゲームが真っ先に出てきますが、元々RPGというのは「役割(Role)を演じる(Playing)ゲーム」という意味。TRPGでは言葉の通り「ゲームの中のキャラクターになりきって遊ぶゲーム」です。


そしてその遊ぶ際にコンピューターは使わず紙とペンとサイコロを使って机を囲んで遊ぶ。それ故にTable take Role Playing Game、略してTRPGと呼ばれるわけですね(因みに日本での造語らしい)。



TRPGを表す言葉の一つに「ルールの決まったごっこ遊び」というものがあります。例えば鬼ごっこのように、それぞれのキャラクターになりきって遊ぶんだ、ってことは先程書いた通り。「おままごと」は夫婦という設定だけど「鬼ごっこ」は鬼とそれに追われる人々という設定だというように、その世界観や設定は多種多様。


またごっこ遊びなのですから、基本的に複数人で遊びます。多くの場合は4~6人くらいで集まって想像を共有し、その中でキャラクター同士の掛け合いを楽しんだり、直面するイベントの解決策を話し合ったりするのです。


じゃあ「ルールの決まった」ってのは何か。TRPGでは選択肢というものはないので、アドリブで考えた貴方の言葉や行動がなんでも実行出来ます。ただしそれが成功したり有効だったりするかは別の話。その行動がゲーム中で実を結ぶか、それを決める判定やルールがあるのがTRPGの特徴でもあるんです。


そのルールと用意されたデータを使って自分のキャラクターがどんなことが出来るか、探索や戦闘において「どれだけ『出来る』キャラを作れるか」というのも魅力の一つ。知らない事の無い知的キャラや、ド派手な必殺技を決める戦闘キャラまで、キャラクターの組み方次第で幾らでも表現できるのも魅力の一つ。


用意された世界観の中で、その中のルールや判定があるというのはTRPGの共通ですが、その世界観や方法はゲームによって様々。コンピューターのRPGにドラクエやFFなど種類があるように、日本にも沢山のクリエイターさんたちが作り出した沢山の「システム」があるのです。



ここまで読んだ方で詳しい人なら「オンラインゲームと何が違うの? あれも自分のキャラ作ってそのキャラとして他の人と交流出来るし、戦闘も色々工夫出来るじゃん」と思われるでしょう。そう思うのも当然だと思います。事実オンラインゲームと出来る事は似ているので。


実際純粋にイメージを共有するという点では視覚的に用意されたグラフィックに勝るものはないし、データの多さや管理のしやすさ、アクションの見た目、そう言ったものではコンピューター処理に及びません。


ならTRPGの良いところは何なのか。勿論ありますよ!


(1)選択肢に縛られない世界

コンピューターを用いる以上、オンラインゲームでは先の展開を事前にプログラムしなければなりません。それ故にほとんどの場合選択肢によって行動をある程度制限されることになりますが、TRPGはそれがありません。実際には勿論ゲームマスター(進行役の人)の事前の想定というものがあるでしょうが、多くの場合アイディア次第で思わぬ打開策が生まれたり予想外の結末へと向かう事もあるでしょう。


そうやって単に用意された道を進むだけではない、自分たちで物語を作っていく面白さ。それが他のゲームにはない要素の一つです。


(2)複数人で集まってワイワイ盛り上がるというシンプルな楽しさ

TRPGはゲームですが、コミュニケーションツールの一つという側面も持ちます。今は御rナインセッションなども増えてきていますが、どんな場合でも「複数人が同じ時間とイメージを共有して、それを話題に盛り上がる」というところは変わりません。


例えば集まって飲み会をしたり、雀卓を囲みながらうだうだしたり、或いは映画館にデートに行って感想を言い合ったり。娯楽と言えば「手軽さ」と「派手さ」が求められる現代においても、そういった「娯楽そのものだけでなく、それをテーマに集まって一緒の時間を過ごすこと」が重要な娯楽と言うのは無くなりません。TRPGも同様で、「そこにいる人と話して遊ぶ」という要素が強くあります。


(3)自分の作ったキャラクターを精一杯表現できる。

(1)の選択肢に縛られないにも関連することですが、自分の作ったキャラクターを思い通りに動かせます。例えば他の人のキャラクターとの会話であったり、戦闘の描写であったり、ルールと参加している皆の同意から外れなければ想像しうる精一杯を表現できるのです。


特に他の人が動かすキャラクターの会話というのは、お互いが自分のキャラクターに感情移入して真剣に台詞を選んだりするものですから、他のどんなゲームよりも印象に残りますし、多くの人がその魅力に憑りつかれています。


他にも沢山魅力はありますが、大きく分けるとこの3つになるでしょう。


ただおそらく文章で見てもあまり実際どうやって遊んでいるのかは想像しづらいでしょう。やはり百聞は一見に如かず。そういう時はYoutubeなどでリプレイ(実際に遊んでいるところを書籍や動画化したもの)が公開されているので見てみてください。







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