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  • 執筆者の写真最内翔

TRPGをやってみる

前記事、「TRPGって何?」は読んでいただけたでしょうか? 


読まれた方も飛ばした方も、きっと「興味は出たけどやり方が分からん!」と思ってるかなと思います。なので今回はTRPGの始め方をご紹介していきましょう!



TRPGは複数人が集まって遊ぶゲーム。ソフトを買ってインストールするだけのPCゲームなどとは違い、どうしても人が集まらなくては出来ません。いざ遊んでみようと思ってもどこに行けば遊べるのか分からず諦めた人も多いのではないでしょうか。


TRPGを遊べる場所は大きく分けて3つあり、まずはそれぞれを簡単にご紹介していきます。


(1)身内卓

大本にして基本。文字通り「身内」とでもいえる普段から集まっているメンバーで遊ぶセッション(1ゲームのことです)形式です。


見知った顔ぶれで遊ぶという気安さと、固定メンバーだからこそのキャンペーンプレイ(同じキャラクター達で遊んでシリーズ化する遊び方)が魅力といえる、まさにTRPGの醍醐味を感じられる集まり方です。


ただしメンバーが固定化されている反面、基本的に公募はされないため自分で人を集めるか誘ってもらうしか加わっていくことが出来ないので、最初に身内卓に飛び込むのは中々ハードルが高いでしょう。



(2)コンベンション

コンベンションというのは、公民館などを借りて大々的に人を呼び、集まった人の中でグループを分けてTRPGを遊ぶイベントです。


コンベンションは、主催者さんにもよりますが大体月1回のペースで開催しており、予約制の場合と飛び込みOKの場合と両方あります。


またお近くのTRPGのコンベンションを探す際には以下のページから探して、そのサークルをTwitterで検索するのが一番いいと思います。この2つが一番更新頻度が高く最新の情報を得られるので……。


TRPGイベントカレンダー さん




(3)オンラインセッション

コンベンションはTRPG本来の対面してダイスを転がすというスタイルを体験できる良い場所なのですが、会場が遠かったり、比較的プレイヤーの年齢層が高いなど、少し行きづらいと感じる方もいらっしゃると思います。


なので今現在の一番のおススメはこれ、オンラインセッションと呼ばれるものになります。


コンベンション同様日時とシステムを公開して公募するスタイルなんですが、その名の通りお家でセッションに参加出来るのです。コンベンションは土日の1日をまるまる使って出かけなければならないのに対し、平日の午後9時以降3時間のプレイに分割して遊ぶスタイルなど、TRPGを遊ぶにあたって一番の難点である予定調整というのが比較的楽になるのも良い点です。


オンラインセッションの場合ダイスを振ったりデータを管理するのは専用のツール(どどんとふやココフォリア等)を使います。最初慣れるのに手間はかかりますが、慣れてしまえば非常に快適にセッションを進めれます。


使い方は一緒に参加してるかたに教わるか、使い方をまとめたサイトも多く有志が作ってくれていますので、そちらで練習しましょう。また当サイトでも各ツールの使い方を紹介しているサイトさんを別記事でまとめています。


オンラインセッションにも2種類あり、どどんとふやココフォリアなどでチャット形式で遊ぶ「テキセ(テキストセッション)」、Skypeやディスコードなどで通話をつなぎ実際に会話して遊ぶ「ボイセ(ボイスセッション)」があります。テキセは進行が遅くなるというのはありますが、反面夜大きな声で喋れない環境の方や顔を知らない人と通話するのに抵抗のある方には非常に好まれる形式です。



以上のようにTRPGを遊ぶ際には幾つかの種類がありますが、基本的にはまずはオンラインセッションから入る事をお勧めします。ハードルが低い事も勿論、比較的若い年代の人が多いというのも理由の一つですね。




「じゃあどこに行けば遊べるかは取り合えず後で探すとして、準備する事ってある?」


そういう疑問がTRPGをしたい気持ちに逸る皆さんの胸の中には浮かんだでしょう。その答えは勿論「用意して欲しい物はある」となります。そして必要なものは身内卓、コンベンション、オンラインセッションどの場所で遊ぶかによって大きく変わってきますので、今回はオンラインセッションで遊ぶことを前提に紹介します。コンベンションの参加方法は別記事「コンベンションに行ってみよう!」にて紹介しますのでそちらを見てくださいね。


(1)ルールブック(基本的には必須)

TRPGには沢山のシステム(クトゥルフやソードワールド等)があり、それぞれがその世界観やルールをまとめたルールブックを持ちます。参加者全員がそのルールブックに従って遊ぶのですから非常に重要なものですね。お値段は様々で600~6000円と大きく幅がありますが、国産のTRPGなら600円ほどの文庫本サイズや、2000円程の新書サイズの基本ルールブックもあります。


主にTRPG関連の本は大型書店の攻略本のコーナーの隣に置いていることが多いので、初めて探す際には店員さんに攻略本コーナーを尋ねるのが良いでしょう。


ただ、実際のところ今後やるかも分からない遊びに何千円も出すのは、と思う方もいるかもしれません。そういう場合はルールブックを持っていなくても大丈夫な所を探しましょう。そういうところは「初心者歓迎」や「初心者卓」と書いてあると思うので、その卓の募集要項を見てください。そこにルールブックの所持が必須か書いてあるはずです。



(2)オンラインセッション支援ツール(オンラインセッション時は必須)

オンラインセッションに欠かせないのがこれで、メジャーなのは「どどんとふ」や「ココフォリア」というツールです。因みにオンラインセッションの場合これを使うため、手元にダイスがある必要はありません。


基本的にこれらに関しては特にややこしいインストールや会員登録は必要なく、準備といっても使い方の予習とココフォリアならTwitterとのアカウント連携くらいでしょうか。ブラウザ上でのクリック操作が主となる為、そのツールを使う準備に時間がかかるということは無いでしょう。


オンラインセッションでは必ず会場となるツールが指定されていますので、まずはそこに入れるか(リンクに飛んで、ログインしたりパスワードを入力して入れるか)を確認してください。そして初めての場合は不慣れでしょうから、早めに待機して他の参加者に使い方を聞いてみましょう。勿論事前に解説ページを見ておくことが大事ですが、きっと優しく教えてくれると思いますよ!


(3)キャラクターの作成(場合による)

オンラインセッションであれば、参加希望と同時にプレイヤーキャラクター(PC)を一緒に出すことが求められることが殆どです。そのため、事前にルールブックを購入して読むことと、その上でキャラクターを作成すること、それが必要となってきます。


勿論キャラクターシートを印刷してスキャナーで取り込んで添付する……なんてことはありません。募集しているサイトや卓にもよりますが、専用のテンプレートやキャラクター作成ページが用意されていることがあったりします。ただ、多くの場合は「キャラクター保管庫」というキャラクターの作成補助とデータの保存を担ってくれるサイトがあるため、そこで作成して保存したURLを共有する、という形になります。




TRPGは人が集まって会話して物語を作り出していくゲームです。その何人もが時間を共有して皆が楽しみに来ているのです。遊びだし好き勝手していい、ではなく遊びだからこそ皆が楽しめるよう協力して欲しいと思います。


元々TRPGはその性質上人間関係のトラブルが発生しやすい土壌ではあります。そういった問題を避け皆が楽しめるように、次の記事ではTRPGをするにあたって注意して欲しいことをまとめていきます。











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